about Keith Jarrett and Miles Davis's ensemble

キース・ジャレットの伝記(2020年7月英語版)と、マイルス・デイヴィスの結成したバンドについて、英日対訳で読んでゆきます。でゆきます。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

<前半部改訂版>Keith Jarrett伝記(英語版)pp164-171

12.抗うこと/立ちはだかるもの ~最後の涙~ キース・ジャレットとは何者か。我々が目撃する最もクリエイティブなミュージシャンの一人、ソフトな口調で話す男(そもそも人前で話をすれば、のことだが)、高度な理解力に支えられた聴く耳を持つ人、大胆…

Keith Jarrett伝記(英語版)pp164-167

10.文句垂れ キース・ジャレットとは何者か。我々が目撃する最もクリエイティブなミュージシャンの一人、ソフトな口調で話す男(そもそも人前で話をすれば、のことだが)、高度な理解力に支えられた聴く耳を持つ人、大胆なピアノ奏者、時代の最先端を生き…

Keith Jarrett伝記(英語版)pp159-163(最後)

彼の作品に対しては、様々意見は分かれていたものの、4年間という短い間に、キース・ジャレットはジャズ以外の分野でも、創作力のあるところで名前を上げていた。誰も疑う余地のないことだが、ジャズの分野での評判が、ジャレットのクラシック分野での活動に…

Keith Jarrett伝記(英語版)pp.154-159

11.音楽のすべてを兼ね備えたアーティスト いつの時代も「作曲」(予め楽譜を用意すること)と、「インプロヴァイゼーション」(前後の流れを鑑みその場で作り発する)とは、ジャズの世界では微妙なバランス関係にある。それが特に顕著になったのが、1960…

Keith Jarrett伝記(英語版)pp.149-153(最後)

こんなにも極端に正反対の判断が下るのには、ジャレットが予見していたとんでもない誤解の数々が、その根底にあるのではないか、と思われる。「バッハの録音は、ドンピシャのタイミングでやれた気がするよ。」ニュージャージー州オックスフォードの彼の自宅…